アート チェコ

スラヴ叙事詩

22:04Fumie

19世紀末のヨーロッパで開花したアールヌーヴォーを代表する芸術家アルフォンス・ミュシャ、以前の記事で紹介したミュシャの晩年の大作『スラヴ叙事詩』は、今年も展示期間が延長され(2015年12月31日までの予定)、引き続きヴェレトゥルジュニー宮殿で公開中です。

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パリで活躍したミュシャが晩年、故国チェコに戻り手がけた20枚の絵画による連作『スラヴ叙事詩』、すべての絵画は4メーターを超える大作で、大きなものでは長辺が8メートルにもなります。広く静かな空間に巨大な絵画が並ぶ姿は圧巻です。


『スラヴ叙事詩』はチェコ、そして他のスラヴ民族に伝わる神話や歴史をテーマに描かれています。スラヴ民族の喜びや悲しみ、そして不安や希望が巨大なキャンヴァスに美しく繊細に、そして力強く表現されています。





ミュシャは1900年にパリで開催された万国博覧会でボスニア・ヘルツェゴヴィナのパビリオンのデザインを任されました。その準備期間に視察のためバルカン半島を旅します。その旅で南スラヴの人々の生活や文化に触れ、それが『スラヴ叙事詩』の制作へのインスピレーションとなったのです。





20枚すべての絵が完成するまでに20年近くもの年月がかかっています。ミュシャの故国への愛、チェコ人、そしてスラヴ人としてのアイデンティティーを強く感じる集大成です。



プラハ国立美術館:www.ngprague.cz
Veletržní Palace / Alfons Mucha: The Slav Epic


(Photo & Text by Fumie Suzuki)



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