ポーランド 世界遺産

ヤヴォルとシフィドニツァの平和教会

18:50Fumie


ポーランド南西部、今年2016年の欧州文化首都に選ばれているヴロツワフの町を中心とするドルヌィ・シロンスク地方にはチェコ、そしてドイツと国境を接し様々な歴史が交差してきた古く美しい町が点在しています。

ヤヴォル平和教会
ヴロツワフの西、約70キロに位置するヤヴォル、そして同じくヴロツワフから南西約60キロのところにあるシフィドニツァの町にはそれぞれ17世紀に建てられた「平和教会」という名の教会があります。カトリック教徒が90%を越えるポーランドにある、めすらしいプロテスタントの教会です。

ヤヴォル平和教会
17世紀に起こった「三十年戦争」、プロテスタントとカトリックが争うキリスト教の宗教紛争に始まり、ヨーロッパ各地域を巻き込んだ国際戦争に発展、そして文字通り30年間続いた戦争は、1648年にヴェストファーレン条約が締結され終戦を迎えました。その条約によりドルヌィ・シロンスク地方のヤヴォル、シフィドニツァ、グウォグフ (Jawor, Świdnica, Głogów)の三カ所にプロテスタントの教徒のための「平和教会」の建設許可がおりたのです。

ヤヴォル平和教会
グウォグフの平和教会は1758年に焼失してしまいましたが、ヤヴォル、シフィドニツァの教会は現存し、その歴史的、文化的価値からユネスコの世界遺産に登録されています。


これらの平和教会の建設においては、石などの丈夫な建材が使えなかたり、伝統的な教会建築の様式を用いてはならなかったりと、いくつかの制約があり、一見すると教会には見えない木造建築の教会が建てられたのです。

シフィドニツァ平和教会
宗教紛争の終結、そして信教の自由を認める新たな時代の礎となったことでその名がついた平和教会、その規模はヨーロッパにある木造建築の教会でも最大級を誇ります。外観はシンプルですが内部は豪華なバロック様式、細部まで美しい装飾で飾られていて、この土地に根付いた信仰の深さが感じられます。

シフィドニツァ平和教会
シフィドニツァ平和教会
Photo: PolandMFA / Flickr

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